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 標高は700mから2,143.5m(皇海山)の範囲にあり、高い山々に囲まれ
中央部に備前楯山(1,272.8m)西方に皇海山がそびえており、全般に
標高も高く壮年期の急峻な山岳地形を見せています。

 特に河川の両端は基岩露出し断崖状となり、その下部は崖錐状を呈しています。

 また、足尾地区は利根川の支流渡良瀬川の最上流水源地帯にあたり、
流域内の水系は皇海山を源流とする松木川、社山(1,827m)、半月山(1,753m)
を源流とする久蔵川、庚申山を源流とする仁田元川、この代表流域を
三川地区と呼んでいます。

 渡良瀬川はこの後、足尾山地を深く刻みながら河岸段丘をつくって
南西に流れ、大間々町付近で流路を南東に変えています。

 段丘面は狭いですが、足尾の唯一の平地となって宅地、耕地が散在し
足尾の生活はここを根拠地として営まれています。

三川合流地点と足尾ダム(1993年撮影)
「渡良瀬川の砂防」(建設省)パンフレットより。


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