足尾地区の植生は過去の有害ガスによる淘汰と崩壊裸地という 特異条件のもとで成り立っています。 昭和32年以降本格的な治山工事による緑化が進むにつれ リョウブ、ヤシャブシの二次林とツツジ、ダケカンバ、ミヤコザサ、 ススキ、ヘビノネコザ等の自然植生の侵入が目立って多くなっています。 また、人力による植栽ではクロマツ、ヤシャブシ、ニセアカシヤ等が、 ヘリコプターによる実播ではリョウブ等の木本類の成長が顕著です。
長平沢下流より上流部を望む(1980年代撮影) | 自然侵入したミズナラ(1980年代撮影) |